人工知能と競プロやってくブログ

深層学習・機械学習・AI・atcoder・競技プログラミングについて調べてやってみたことをまとめるブログです

モータードライバーTB6643KQをラズベリーパイで動かす回路の簡単サンプル

TOSHIBA TB6643KQ

電子工作でメジャーだったモータードライバーTA7291Pが生産終了予定とのこと。
代替の部品として推されているTB6643KQを使ってみました。

TB6643KQとラズベリーパイを接続する回路

TB6643KQとラズベリーパイを接続する回路

この回路で動きます。
地味にハマったのが定格電圧10V以上で電池8本直列じゃないと動かない点(1.5V x 8 = 12V)。
TA7291Pと同じように電池4本直列で動かそうとして、定格電圧が足りないことになかなか気がつかなくてハマりました。

PythonでGPIOを操作してモーターを回す

GPIOのBCM14番と15番に結線しているので、この二つのON/OFFを繰り返すスクリプトです。

スクリプトの実行は、このコマンド。

$ python motor_GPIO.py 

コマンドラインでGPIOを操作してモーターを回す

まずGPIOの状態を一通り表示してみます。

$ gpio readall

gpio_readall

BCMの14番と15番をOUTモードに変更します。

$ gpio -g mode 14 out
$ gpio -g mode 15 out
$ gpio readall

gpio_mode

14番を0、15番を1に設定してモーターを回します。

$ gpio -g write 14 0
$ gpio -g write 15 1
$ gpio readall

gpio_write1

14番を1、15番を0に設定してモーターを回します。

$ gpio -g write 14 1
$ gpio -g write 15 0
$ gpio readall

gpio_write2

参考

toshiba.semicon-storage.com データシートあり

追伸

人工知能プログラミングやってくブログ」なのにラズパイネタ!でも良いんです!
こういう地味な電子工作的作業もAIには必要なんです(きっと)w!

ラズパイからモータードライバーTB6643KQ 実際に作った回路。